価値観とは、感じ方や好み、善悪など、その人なりの判断基準のこと。
私たちは成長する段階で、さまざまな価値観に触れ、自分なりの価値観をつくり上げます。その人のもともとの性格だけでなく、家庭環境、時代背景、日本の文化や地域性、その人が経験した出来事なども大きく影響し、価値観が作られます。
価値観=それぞれの人が歩んできた人生でつくられた、その人そのもの。一人一人違い、今後も変化していくもの。
価値観の違いは、なぜ起こるか?
価値観は、家庭環境や関わってきた人たち、人生経験、個性などによって大きく影響されます。 例えば、人生楽しむのが一番と仕事は程ほどにストレスなく稼ぎプライベートを充実させる人、仕事のスキルアップのために休日を勉強に費やす人もいる。 これから、どのような人生を送りたいか、何を大切にするか、何が好きなのかなどそれぞれ違います。こういった違いのことを「価値観の違い」といいます。
人は生きてきた人生が違うので、それぞれ人によって価値観が違うのは当然のことです。
恋愛で起こる価値観の違い
恋愛で起こり得る価値観の違いにはどのようなものがあるのか。
①金銭感覚 洋服や趣味にかける金額、食事のランク、割り勘かおごりか、節約派か浪費派かいろいろあります。
友人関係ならそこまで気にならないかもしれませんが、お付き合いや結婚は話が違います。やはり、金銭感覚が近い人の方がお互いに楽です。
②結婚観 お付き合いして結婚する気持ちがあるのか、何年後に結婚したいのか、結婚しないとしたらどんな付き合いを望むのかなど、様々な結婚観の違いがあります。 付き合いが真剣であればあるほど、結婚観のすり合わせは大事になります。
③連絡頻度 電話やLINEは毎日したい人もいれば、必要な時にだけすればいいという人もいます。連絡頻度の価値観がずれてしまうと、「愛されていないのかも」と不安から誤解が生まれやすいため、価値観の擦り合わせが大切です。
④仕事観 仕事をバリバリこなす男性を見て魅力的だと感じる女性もいれば、私より仕事が大事なの?と感じる女性もいます。 仕事は日常生活に必然的に深く関わってくるので、価値観が違うと将来的にすれ違いが生じる可能性があります。お互いの気持ちをよく話し合いましょう。
⑤家族や友達付き合い 家族や友達との付き合いを大事にするか、妻や恋人を優先するかにも価値観の違いが表れます。これも価値観の違いですので悪気はありません。お互いに思いやりを持って歩み寄りましょう。
価値観が違う相手との付き合い方
①疑問や不安を感じたら? 自分の価値観で「相手はきっとこう思っている」と思い込んでしまいがち。
疑問や不安を感じたときは、まず自分で判断せずに「これはどういう事なの?」と聞くことが大事です。聞くことで価値観の違いでの擦れ違いを最小限に抑えることができます。
②して欲しい事はきちんと伝える どんなに好きな相手でも、その人の価値観を「察すること」で理解するのは難しいことです。
「こうしてもらえると嬉しい」「こんな言われ方は悲しい」、「こんなふうに将来を考えている」などと、自分の価値観を周りに伝えましょう。
その時に「私はこう思うけどあなたはどう思う?」と、相手の価値観も引き出してあげると、さらに分かり合える存在になります。
③感謝の気持ちを持つ お互いが価値観を素直に伝え合えればいいのですが、優しい人ほど自分の価値観をそっと相手に合わせるということをしがち。
もしかしたら「自分を尊重してくれているかも」という視点も忘れず、日頃から感謝の気持ちを伝え合いましょう。
④違いを楽しむ 価値観の違いを感じた時は、相手の新たな一面を知ることができた時でもあります。
違いを楽しむ心の余裕があれば、価値観の違いは「自分の無いものを持っている」という魅力や尊敬に変換できます。
「普通はこうだよ」と否定したくなったときでも、「そういう考えもあるかもね」と違う見方をしてみるといいかもしれません。
まとめ
人の数だけ、それぞれ違う価値観が存在します。価値観の違う相手と付き合っていくには、いろいろな人と話したり、本を読んだりして、多様な価値観を知り視野を広げることも大切です。
そして、お互いの価値観の違いを楽しむ余裕を持ちましょう。特に婚活は違いを楽しめたら、とても上手く事が多いです。価値観の違う相手だからこそ楽しいこともあります。